すっぽ抜けゼロへ。最強の「編み込み式FGノット」を体に叩き込んだ日。
「せっかく掛けた大物をノットのすっぽ抜けで逃がしたら、一生後悔するぞ」
釣り仲間の鋭い一言で、俺はそれまでやっていた適当な結び方を封印し、最強と言われる「FGノット」を覚える決意をした。最初は指が絡まるし、何をやっているのかさっぱり分からなかったが、PEの極細繊維をリーダーの表面に高摩擦で「食い込ませる」という理屈が分かってからは、驚くほどすんなり結べるようになった。キャストする時にガイドに引っかからない、あの細くて美しい結び目には感動すら覚える。忘れないように、俺が何度も練習して体に叩き込んだ手順と極意をここに記録しておく。
📌 推奨するタックルと状況
PEライン(0.4号の極細から6.0号以上の極太まで何でも)と、フロロカーボンやナイロンリーダーを繋ぐ時は、これが絶対に最強。
特にキャスト時のガイド抜け(ルアーがスムーズに飛んでいく感覚)を最優先したいエギング、シーバス、青物ジギングなどのルアーゲーム全般で、その真価を発揮する。
🛠️ 結束手順(詳細ステップ)
1. リーダーへの編み込み(往復)
リーダーの端を口にくわえてピンと張り、PEラインをリーダーに対して上下交互に交差させながら編み込んでいく。
目安は **【往復20回】(上から10回、下から10回)**。隙間なくきっちり、隣り合わせに編み目を並べるのがコツ。ここが緩いと、摩擦力が劇的に落ちてすっぽ抜ける原因になる。
2. 仮止め(ハーフヒッチ)
20回編み込んだら、PEの端糸をリーダーとPE本線の両方に巻きつけるようにして「ハーフヒッチ(片結び)」を1回ギュッと締め込んで固定する。
さらに上下交互に計5〜6回ハーフヒッチを重ねて、編み目が絶対にほどけないようにしっかりとロックする。
3. 本締め(運命の締め込み)
ここが最も重要な瞬間。PE本線とリーダーの両側を, グローブ(または滑り止めのタオル)をはめた手で力を込めてググッと引っ張る。
この時、PEラインの編み込み部分が「半透明で濃い色(きれいなイモムシ状)」に変われば大成功!PEがリーダーの表面にガッチリと食い込んだ証拠だ。
4. エンド処理
リーダーの端糸を残り2mmくらいでカットし、ライターの火で軽く炙って丸い「焼きコブ(焼き玉)」を作る。これがいざという時の物理的なストッパーになる。
最後に、PEの端糸だけでPE本線に対してさらにハーフヒッチを5〜6回行い、仕上げに「エンドノット(2回通しの片結び)」でガチッと締めて、余分な糸をギリギリでカットする。
「締め込み不足」は本当に致命的。大物が掛かった瞬間にすっぽ抜けて、泣くことになる。
編み込み部分が綺麗な「イモムシ状」になり、しっかり半透明化していることを毎回必ず自分の目で確かめること。これが現場で指がかじかんでいてもすばやくできれば、強度はほぼ100%に近い。一生ものの技術だ。